2015年06月23日

〈25〉サヨナラ!!『医大受験』

季刊『医大受験』は16号にて終刊とな!
 すでにご存知の向きもあるであろうが、育文社の方から知らせがあり、
丸四年にわたって漢文講義を連載してきた『医大受験』が次回16号をもって
終刊となることになった。背景の事情は複雑に絡んでいるようであるが、
それはともかくとして、確実にいえるのは、「時代の変化」である。
それは、昨年の代ゼミの大規模リストラが象徴するように、
従来一般的だった受験ビジネスモデルほどに、時代の変化に即応できにくく
なっているということである。と同時に,新聞の購読者数が減少していることが
代表しているように、紙媒体を通しての広告が広告としての機能を果たせなくなってきた、
それとおなじことは、(まだマシかもしれないが)テレビのCMも同様の傾向にある。

『医大受験』の創刊の4年前は、そうはいっても電子ブックも黎明期であり、
これほどにデジタル・ネット媒体が紙媒体をしのぐ勢いがある状勢ではなく、
紙の「現物」を手に取る重みを必要と思えたものであった。

と同時に、紙の現物の出版をするのは、手間ヒマがかかることが欠点でもある。
印刷してしまえば修正は利かず市場に出てしまうわけであるから、
誤植や誤解がないように、記述に問題がないように慎重の上にも慎重でなければならず、
編集部との校正のやりとりも3-4回に及ぶことがふつうであった。
そのために、同じ原稿をなんども読み返し、場合によっては別の校正者にも依頼し、
事前の意見・評価を積み重ねてのゴーサインとなる。

その点は、筆者にとっては利点もある。推敲を重ねる分、原稿としての精度は増すから、
十数回におよび、しっかりと過去問の文法解析がデータ化できたことは
今後の教材の蓄積として、とても意義深かったといえる。

終わりははじまり
 そこで第16回連載の内容は、「新シリーズ連載第1回」とした。
すでにHPで掲げてある、漢文句法基礎ドリルの§1-§3までの10ページ程度を掲載する。
内容は、二-一点、下-上点などがつくのはどういう文型・構文のときなのかというごく基本の
手ほどきである。例文は、教科書にあるようなよく知られたフレーズばかりである。

それをうけて、本HPないしは、GHSのHPにて、電子ブック形式での連載を継続する予定である。
修正・訂正が容易な分、原稿のやり取りの手間ヒマは軽減でき、すくなくとも月刊での更新したい。
会員制にするのか、まったくのフリーにするのか、他の科目との兼合いもあり、
具体的なあり方は検討中であるが、
8/20の16号発売を待って,二学期あたりから始動することになるだろう。
posted by Kyuzen Ichikawa at 10:30| 閑綴帳